この記事は2024年に作成されており私がD60を購入したのは2023年。D60が2008年発売なので「10年くらい前の記事かな?」って思ったなら違います。
重要なことですが、D60を激しく推奨してるわけじゃないので妙に納得して買ってしまわないようご注意ください。普通の人は予算の許す限り上を目指すべきですし、今どきはキャノンかソニーが人気のようですし。
なお、私はカメラについては素人ですがパソコンは業者ですので何言ってるのかわからない部分は飛ばしても大丈夫ですが、わかるならご理解深まることでしょう。
D60を選んだ10の理由
出典抜きで引用してるとこはNikon公式のD60:主な仕様からです。
1.印刷しないなら1千万画素で大丈夫
こういうのでいいんだよ。
有効画素数 10.2メガピクセル
デジカメブームに始まりスマホ普及と宣伝文句のせいで画素数は多いほうがいいって印象あると思いますが、私に言わせるとある一定のラインを超えたところからムダな精細&ファイル容量デカくなるだけです。もっと言えば、クラウド容量が圧迫されて借りる容量を上げて月額も高くなる、AppleやGoogleに死ぬまでむしられ続ける額がです。
今どきの皆さんがお使いのスマホはどうか知りませんが、パソコンならモニターは4K解像度が限度としましょうか。ちなみに私は今でもフルHD(1,920×1,080)モニターです。
10.2メガということは約1千万画素くらいですが、フルHDは1,920×1,080で207万3,600、4Kは3,840×2,160で829万4,400画素、10メガの時点ですでに4K超えちゃってるんです。
じゃあムダかっていえば一律そうとは言えなくて、印刷するならdpiというドット数がモニターとは1桁以上多くなければきれいに出ないし、媒体(紙とか)のサイズが大きくなれば何倍にもなるのでDTP系のカメラするなら10メガピクセルはゴミです。
でも私は紙に用がありませんし画面で見ますし4K以上のモニターが主流になるとも思ってないため、用途に合わせてこの程度でよいとしています。
2.画素数10Mピクセルなら4Kサイズのはず
ほぼ続きです。
記録画素数 ・3872 × 2592 ピクセル(サイズL)
4Kでさえ1千万画素行かないのだから逆に10.2メガとか言ってるなら横は4Kピクセル超えてるはず。しかし3,872は少しハンパ、なのはまだいいとしても2,592っていう妙な大きさが気になって調べてみると。
【3:2】フィルムカメラや一眼レフに使われる比率
3,872÷2,592は1.494、3は2の1.5倍なので確かに3:2、3,872を3とすると縦は2,581になるので11ピクセル縦が長いのは誤差みたいなものでしょう。
なぜ4Kサイズのはずと見当つけてるかは、何も考えず電気屋で買う人のモニターとかノートパソコンの画面って4Kでしょ?(ほんとか?)
大は小を兼ねますから4Kサイズクリアしてればいい。でも8K(3,300万画素)は不要って感じです。
3.(使わないけど)RAWも一応対応
私はRAWを使わない、正確にはRAWで保存しても色や明るさをいじらないルールなので無意味になります。一回やってみたけどD60が出すJPEGとの違いが全然わからなかったので安心しました。すごいですね、最近のデジカメは。
ただしこれは私の感想ですよね?っていうことであって、もし誰かが「撮ったファイル高画質のままくれ」とか「ローデータ欲しい」とか言ったときはせっかくデジタル一眼レフなのだからRAW保存できたいものです。
あと気が変わって写真撮るより画像編集が楽しくなるならRAWいります。もう画像編集も仕事にしちゃったのでそんな日は絶対来ないでしょうけど。
もう一つ、JPGは圧縮が~って違いのわかる男を演出する人いますけど、今見てるこのサイトの画像って全部WEBPですよ。JPEGより圧縮率高いやつ。もっとやればAVIFにもできますが(面倒だしプラグイン有料なのでやりませんけど)違いわからないでしょ?職業にしてる私でさえわからないのですから。
D60のJPGは全然きれいです。よけいなこと言いますと、素人がいじったRAWの色はプロ視点では変なものが目につくので逆にこだわってる素人こそおまかせJPGでいいと思います。
4.SDはSDHC(32GBまで)で問題ない
1千万画素で4K解像度でFINEモード(多分JPGの圧縮率が低い、低圧縮高品質)なら1枚あたり1~4MBくらいのはず、とすると32GBは32,000MBくらいとして8~32万枚も保存しませんので問題ありません。
逆にどのくらい1枚のSDカードに保存するか、旅に出て毎日1,000枚撮ったとしても80日分ですが、人生で最長の旅行はせいぜい1ヶ月だったのでやはりどう考えてもSDHCで足りますし、かさばらないので必要なら何枚でも持てばいいし、実際にNANDフラッシュ系は故障するのでいつも予備を持ってます。
関係ないですが、USBメモリとかSDカードって普通に故障するものですし、だいたい認識しなくなったり読み取り不可能になる、なったらデータ復旧まず無理なのでこまめにクラウドやパソコンにバックアップしましょう。時々仕事でデータ復旧もしますが、あれはハードディスク時代の話で今主流のSSDはUSBメモリやSDカードと同じでデータ復旧まず不可能です。助かるの10~15台中1台くらい。
最悪、Amazonがあれば地球のどこかにいれば翌日届きそうですし。
5.レンズ無双できるNikon Fマウント
1960年代のレンズまで使える、正直そこまでとは思いませんでした。逆に言ったら、せっかくFマウントの歴史ある大量のレンズが存在するのに一眼レフ撤退して切り捨ててミラーレスなZマウントをメインにしたニコン、相当追い詰められてるの?って思います。
いや、古いFマウントのレンズが中古で使えちゃうから新品売れなくなるのか……。ここまでミラーレスとD60の違いがフルサイズかAPS-Cという以外わかっていない人の意見です。
6.シャッターは紐じゃなくてリモコン
しかも互換リモコンがAmazonで数百円ですからね。工場夜景するときはいつもこうやって首からかけてます。NはノーブランドのNです、きっとそうに違いないぞ。
セルフタイマー2秒でって手もありますが、シャッタースピード1秒とかだったらタイマーの方が長くてイラッとしますからリモコンで連射っぽくできるの好き。リモコン利かないよ?って時は本体正面から向かって左、レリーズボタンのすぐ下に受光部がありますので目標をセンターに入れてスイッチ。
7.ISOは100から1600まであればOK
よくわかりませんでしたし今でもよくわかりませんが、何となく1600以上って必要?絶対ノイズ出るよね?と思いまして。実際には今は12800なんてのもあってノイズ出てないようですが、カメラが自動でつぶしたり人間が編集していないとは限らないので。
この感度が足りなくなるようなら上位機種に乗り換えるしかないですが、実際には800の時点で絞りやシャッター速度どうやっても夜景だとノイズが肉眼で見えます。だったら設定できる400以下でやればいいという逆の発想です。
8.バッテリーはリチウムイオンが正義
まあバッテリーもバッテリーっていう時点で重いといえば重いですが、実測しましたらNikon純正のEL9が1つ51g、単三電池換算で約2本分です。いくら一眼レフが省電力でも単三電池2本で200枚は無理ではなかろうかと。
リチウムバッテリーの何がいいかって、今の主流ですからクルマもバイクもスマホも電池もってくらいなので進化し続けてまして、昔からの弱点は膨らんで爆発して超危険ってくらいです。日本ではあまり聞かないのでセーフでしょう。
リチウムイオンが好きっていうよりも、もう乾電池は嫌だの方が近いです。普段LE9バッテリー3個持ち歩いてますが、これ単三電池だと12本ですよ?想像しただけで嫌だ。
9.軽い
割とどうでもいいんですけど500gくらいしかないそうです。
質量 約495g(バッテリー、SDメモリーカード、ボディーキャップを除く)
バッテリーも入れると546g、軽い広角レンズ付けたら日中の持ち歩きに便利そうです。そんな使い方しないっていうか、風で揺れないよう本体は重い方が良いのでは?って今思った。
10.安い
私は昔からなぜか中古品でハズレを引かないんです。
画像はイメージで、実際には本体とレンズとバッテリーだけで充電器さえ付いていませんでしたが11,070円は破格です。だってニコン純正オートフォーカス対応、18-55mmのF3.5-5.6レンズ(正確には、AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR)が付いてですし、このレンズだけでメルカリ価格6千円前後なので本体6千円ってとこでしょうか。メルカリ送料千円として6千円から引いてレンズ5千円として。
一眼レフが6千円って。しかも最近知ったのはシャッター回数は少なめです、多分。
私がこの時点で1,200枚くらい撮ってますから5千枚くらいしか使われてなかったようで、外観きれいでしたからカメラが趣味というより旅行などで時々使ってた程度だったのかな~って妄想してます。
3つの難点
1.ライブビューにはまだ対応していない
古いし安かったから無くて当然と思っていますが、あるにこしたことはないでしょうね。いらないなら使わなければいいだけなので。
視力弱いしピント合わせに苦戦してるので、無限遠を目と手が覚えるまではD3100以降かD90の安いやつも?と思っていますが、わかるようになったらD60だけ使うつもりなのでコスパが……。どっちもまだ本体だけで1万円以上します。
だがしかし、D60本体の左側面に端子2つ発見。
- USB Hi-Speed USB 通信プロトコル:MTP、PTP
- ビデオ出力 NTSC、PALから選択可能
USBはSDカードのデータ転送用だとしても、もしかしてビデオ出力は外付ライブビューできるのでは!?と思ったのもつかの間……。
カメラをテレビやビデオなどに接続して、撮影した画像をテレビで見たり、ビデオ デッキで録画したりすることができます。
ニコン公式D60 使用説明書(PDF)より。
そんなことはしません。
2.ファインダー内にグリッド表示がない
これには困った、水平がわからなくて撮る時に高確率で傾いてしまって。アホなので液晶に保護フィルム貼って細い油性ペンで線描こうとしたのですが、「ライブビューじゃないじゃん?」って気付いてフィルム貼るところからやめました。
Amazonで300円の水準器を買ってみましたが……。
夜景撮ってるってことは暗くて見えないんですよ。アホです。
3.簡単に本体やレンズ沼に飲み込まれそう
ヤフオク見ながら「このレンズだったらどう撮れるんだろう?」「どのくらい広い?明るい?」きりがないです。あと、言うだけでISO1600超えを見たことなかったり、ライブビューも一度体験するべきかと想像したり。
まずいな?って思うのは金銭感覚の麻痺です。
私はクルマ好きなので安いタイヤなら4本1万円くらいのところ、ブリヂストンのPOTENZA(レース用)が1本1万円ちょい訳あり特価品見て即カートに入れてカード払いしてたことがあって、そういうのって抵抗ないんですよね。クラッチ載せ替えで7万円はまあしょうがないかって即決したり。
だから「レンズは1万円まで」「練習用は送料込で5千円まで」「D3100に7千円以上はNG」←?のように明確なライン?を引きつつ、冷静に(?)心で感じてNGを脳内音読しています。
何にびびってるかは、レンズやカメラをコレクションしてる人の画像を見て気持ちがわかるから。それもう写真撮るのが好きなんじゃなくて、ポケモンみたいに機材の種類が増えて満たされちゃってますよね?が理解できてしまう。
もうひとつは、写真が好きなんじゃなくて撮ってる自分が好きとか使ってるカメラやレンズが好きなだけで被写体のことなんてどうでもいいみたいな人が多すぎません?だったらその気持ちがわかる気がして危ない。
私の場合、工場も夜景も実はどうでもよくてスキルアップしている自分が楽しいので後者かも。
使ってわかるD60は撮る人を育てるカメラ
私が現役で乗ってるクルマはユーノス・ロードスター、1989年に生産されました。これは画像です。
パッと見ハデなんでそこばかり注目されがちですが、運転が好きで乗ってる私に言わせるとこいつの良さは3つにすると。
- 乗ってて楽しい
- 運転していて一体感がある
- 不足すぎず満足すぎもしない(飽きない)
楽しい、一体感(人馬一体)はこのクルマでよく言われることですが、不足も満足もすぎないとは「もっと加速すればいいのに」「ABSあれば楽なのに」「屋根が電動で開けばいいのに」みたいなことで、加速弱いならいかにスピード落とさずブレーキ踏まず走れるかを考えたり、ABS無ければタイヤ滑らないギリギリのブレーキパッドのこすれる感触が身について来たり、ドライバーのスキル次第なところが多く、下手くそには危ないクルマなので自然に運転が上手くなるのです。
D60の難点もライブビューがないからこそ超小さい見づらいファインダーでピントが合う感覚が身に着いたり、グリッドがないからこそファインダー見ただけで水平がわかるようになったり。多分ですがフィルムカメラしかなかった昔の人は全部カメラから教えてもらっていたのではないでしょうか。
何かそれらしいこと言ったのでここで終わりましょう。でも屋根は電動で開いてくれ。
あと似たようなレンズたくさん出さず最初から10-1000mmのf/1.0を出せ(5億円くらいしそう)
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