なぜニコン?今さらD60を選んだ意味

2023年に購入したD60、発売は2008年なので15年も前の機種になります。

本体とレンズで予算1万ちょいとした

自由に使えるお金の量とか、趣味に対する気合の入り方は人それぞれ、価値観の違いもあるでしょう。あまり本気になれないカメラ一式に出せる金額は1万ちょい、1万5千円はちょっと……といった感じで年齢の割に非常にせこい予算としました。2万円超えるようなら一眼レフとは縁がなかったとして。

しかし縁があったようでAmazonの注文詳細より、2023年10月の購入。

まさかの1万円ちょい、よくわからないけど純正のレンズもついてて望遠?っぽい。オートフォーカスすげえ、レビュー見ると悪くなさそう、そもそもピント合ったまともな工場夜景が1枚でも撮れたら私の勝ち(何の?)なのでこれでいいや的にカートへポイして玄関に置配で。

カメラ好きな人にこの話をしたら「えらい年代物にしましたね。」、そうでもない人に言ったら「一眼レフって今そんな安いの?」と返ってきました。ネットで中古販売が主流になったため競合が多く低価格になったのでしょう。年代物って言われても素人なのでデジタルかフィルムかの違いしかわからん。

一昔前なら街なかのカメラ専門店で選ぶしかなくて、店員に言われるがまま高額な本体とレンズを押し付けられそうになってやめていたかもしれませんね。

消去法かつ一眼レフといえばニコンな印象

過去に持ったコンデジ(コンパクト・デジカメ、レンズ一体型のやつ)が、リコー、フジフィルム、ペンタックス、と来ていずれも物足りない印象があり、ソニー、パナ、キヤノンは家電PC関連のイメージが強く、じゃあカメラといえば?で、ニコン、コニカ、ミノルタ、オリンパス、かな?と思ったらコニカミノルタとオリンパスは撤退、残るはニコン。

ただ1つだけとなると選択肢としておかしい、長女の一眼レフがソニーなので……いやいやそういうのは嫌われる、というわけで結局択一だけどニコンでいいかと。こだわりなし。

Fマウントのレンズの幅広さがすごい

Zマウントだとかニコン1だとか他にも規格があり、Fマウントというので本当に良いのか?昔のビデオでいうVHSじゃなくてベータにならないか?パソコンならタウンズやX68Kにならないか?色々考えたけど低予算には勝てず選択肢なく。

しかしフタを開けてみるとFマウントという規格は実はすごいやつで、今持っているレンズの中で最古の物は何と1960年台なので60年くらい前、もちろんデジカメとかあるわけがないフィルム全盛期、そんな古い一眼レフのレンズが2008年製のD60に取り付けできて、2024年でも使えるとか時をかけるカメラすぎませんかね。

おかげさまで50mmでf/1.4という、キヤノンとかなら何億万円するの?ってなる単焦点のクソ明るいレンズがメルカリで6千円でゲットできたりしています。ただし絞りは直接レンズの輪っか回してうける。

レンズ正面に書かれていた通し番号428716で、調べると1962-1966年の製造らしい。

本体がD60ではなく少し新し目な2010年台のカメラになって来ると、非AIだったかのレンズを取り付けると物理的に合わないので無理すると本体側が壊れるとか物騒な話も見たけれどD60なら平気。なのでメルカリやヤフオクでは「Fマウント」だけ見ていればOK(だと思います多分)。

え?オートフォーカス?ううん、夜景、特に工場撮るのにそんなハイテクいらないんです。また別の記事で書きますけど、オーバーインフ対策にピントリングを絆創膏貼って無限遠で固定するくらいAFいらないの。

性能に不足なく初心者向けだと思ったから

ニコン公式から抜粋します。

有効画素数10.75メガピクセル
記録画素数(最大)3,872 x 2,592ピクセル
画質モードRAWとJPEGの同時記録可能
記録媒体SDカード、SDHC規格対応
シャッタースピード1/4000~30秒、バルブ(リモコンで)
ISO100~1600
電源/使用電池リチウムイオンバッテリー
ニコン公式のD60主な仕様

ぎりぎりアウトとセーフの境界線をほんのり超える性能、RAWとJPEGはJPG圧縮率が高すぎてノイズひどいようなら最悪RAW保存してバッチ処理で何も考えずJPG変換しようと思っていたけれど結果として素のJPGで全然OK、そして画像の縦横サイズもちょうどいい。

テレビやPCモニタ詳しくない人は意識してないと思いますが、個人的に4K(4,000×2,000くらいの)解像度は50インチを超えるテレビにしかいらない、PCモニターは目からの距離が近いからフルHD(1,920×1,080)が限度、そう思ってもう軽く10年以上……。

だからD60のような4Kくらいサイズで保存できれば全然いい。さらに印刷しないので10メガピクセル以上いらない。となると撮影枚数増えてもSDHCの最大32GBでも足りる、実際16GBでさえ4千枚とかバカみたいに保存できています。

いずれ不足するかも知れないのがISO最大1600ながら、D60で夜景すると800の時点でノイズ目立ち始めるので1600実はいらない、シャッタースピードはバルブできるので将来的に星景写真まで行こうと思えば可能ながら、そうなると800の壁がありそうなのでその時は買い替えか、趣味カメラの終了か。

最後に単三電池じゃなくてスマホなどと同じ今時なリチウムイオンが正義すぎる。単三が重いのはフジフィルムのコンデジで懲りたし、純正の中古や中華の互換でもバッテリー1個で150枚前後は撮れているし、1個千円前後なのもいい。

コスパも考えるとD60ってパーペキでは?

正直よくわからないし相談する人もいなかった

20歳の長女に聞くのも何か「いかにも……(パパ、やらしい)」な感じがして嫌だし、Yahoo知恵袋とかで聞くとオタクが好き勝手に持論を展開して結局ニコンでもD60でもない、すげえ高い新品を勧められるのは安易に想像できてしまいます。

だから、Amazonのレビューを見る、価格.comで変態の意見交換を眺める、そしてニコンD60で検索してマニアの写真自慢ブログをめでる、そう、ここまで読んでない。心で感じるのです、は冗談としていろいろ読んで決めました。

もし時代違いな昔だったなら、マイ小娘に聞いてウザがられ、カメラ屋に行って低予算をバカにされ、オタクな知人にうんざりしたあと、キタムラとかの店員のナウでヤングなカワイコちゃんにたぶらかされて50万円くらいの新品レンズセット買ってしまうのかもしれませんが、今どきのおっさんはネットが友達、パソコンが親友ですから。

D60以外はどうだったのか?

上位モデルなら比較したのはD90、下はちょっと古すぎてD60未満は性能的にありえなかったので無しとして、上を見るとD90以外に3000だとか5千番台ありましたが、私みたいなプロの素人にいわせて頂くとコスパどんどん悪くなるだけ。

極端なお話、D60の本体のみは中古で6~8千円、新品のニコンD6は今75万円前後ですから価格差は約100倍。じゃあ100倍も差があるかっていわれたら無いでしょ?そんなもんですって。

私が持ってる自動車で1989年発売の中古車(ユーノス・ロードスター)が2015年頃に30万円でした。2012年頃に発売のプリウスαは何だかんだ新車で480万円でした。16倍も差があるか?って聞かれても、ねえ……。むしろ中古のロードスターの方が乗ってて楽しい。

D90だろうとD6だろうとプロ素人私+夜景だけなら過ぎたるは及ばざるが如し、全部同じ値段だったとしても私にはD6どころかD90さえいらない気がします。

*三脚必須でシャッター速度ガバガバな夜景しか撮らない人の意見なので、日の当たる場所で手持ちでスナップ?とかやっちゃう人はもっとよく考えた方がいいかもしれません。

*あとほんまギリギリなので本気の趣味にするならD60では不足するでしょう。ガチな人から言われたのは「最初から一番いいやつ買っとけ、結局きりがないから。」だそうです。

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