50歳から始めた一眼レフその発端

出世して金持ちになったからとか、年取って趣味が限られるみたいな話じゃなくて。

安いスマホはカメラ性能がクソ

最近のスマホはやることないのか、カメラ性能ばかり上げすぎたのか値段も桁違いに上がりすぎた反動で「スマホごときのカメラ性能上げてどうする?」と思ってしまい、逆にカメラ無視して安物を買ったら大失敗してました。

安物とはソニーのXperia SO-41Bとか、AQUOS SH-51Cともいう、確かいずれも新品でも2万円台そこらで、私が買った時はどっちも中古で1万円しなかったくらい。おっさん安物好き過ぎだろ笑と思ったならだいたい合ってます。

右から2番めと3番目がその2つです。

右端のスマホで撮った写真があとで出ます、GoogleのPixel 3aとかいう神。ちなみに画像の右半分がiPod touch第5世代で撮ったもの、左半分はPixel 3a、左の方が指紋まで映っていて精細ですがiPodも古い割に悪くない感じです。

話を戻して、2連続で画質クソなカメラだったので意識していませんでしたが、暗い場所で撮ると「なんぼ何でもおかしない?」ってほどブロックノイズがひどく、とどめを刺されたのは周南市の工場夜景でベストビューと思う周南大橋で撮影した写真が我ながらウルトラクソすぎて橋から身投げしそうになりまして。

これ。

これも。

もはや写ってないじゃん?

30年くらい前の明るさが自分でもよくわかってないコンデジを思い出させます。

昔のデジカメもカメラ性能がクソ

おかしいおかしい、いくらなんでもここまで撮れないわけがなくない?と思って、見た目だけはすごそうなフジフィルムのHS10という、持ってる中で一番よさそうなコンデジで本気出した結果。

オートでここまでならまあいい気がしますがシャープネスがきつい、だからかどうしてもノイズが気になる。その割に照明はボケすぎ。2010年の製品なので古さ的には2008年の一眼レフD60といい勝負ながら、当時の値段はレンズと一体型で買った当時3~4万円くらいと記憶していますがこんなものか?感があって納得行きません。

何と比較しているかは上の方でスマホといっしょに写っているiPod touch(左端)のカメラ性能で、2012年発売なのでデジカメHS10よりも少し新しいとしても、音楽プレイヤーにお前ら(スマホもコンデジも)負けるの?って思ったらやりきれない……。

デジタル一眼レフのこれだよこれ感

レンズの扱いが難しくて使いきれていませんが、という言い訳をしつつ2024年の夏現在。単焦点50mmでf/1.4、だと玉ボケ大量発生するので2.8です。ISO 100、シャッタースピード3秒。

そして望遠でも。70-200mmの70、ISO 100、f/4、シャッタースピード13秒。

重要だと思った順に。

  • 三脚(風などで揺れない物)
  • ホワイトバランス(私はAUTOのみ)
  • シャッタースピード(長すぎてもダメっぽい)

どれもコンデジやスマホごときのカメラでは無理、とまでは言いませんが一眼レフならではの3種類です。「イノウエすげえ練習したんやろなあ」って思われたならそんなことなくて、撮り方は検索しまくってセルフ実技教習は4回くらいしかまだ行ってません。※草稿、2024年10月当時。

Pixelシリーズのカメラ性能が神すぎて草

一眼レフで正解!はいバンザイ終わり!と行きたいところですが、2024年の5月に我慢できなくなってうっかり買ってしまったPixel 3aがすごかった。

普通モードで周南大橋から。

次は別の場所、夜景モード。

次も別場所で夜景モード。

ラスト、普通モードの夕焼け。

すべてフルオート、無限遠だからかピント合わせようとしても何も起こらず本当にシャッターボタンをただ押してるだけでここまで撮れます。全部なんとなく撮ったもの、構図の良し悪しとかぜんぜんわからんので、そのへん引き算してもすごくないですか?

このスマホは5年モノになる2019年発売のPixel 3a、シリーズ最新は現在9で16万円。ちなみに3aは購入時に中古で7千円、その7千円ごときスマホでここまで撮れるの神。3aの評価記事ではiPhoneなみによく撮れるスマホのひとつがPixelシリーズらしく納得の性能です。

もしかしたらPixel 3aを先に買っていて周南大橋に行っていたら今頃D60は手元に無かったのかも知れませんが、今見ると夜景となるとD60(+ニコン純正レンズ)とは比べ物にならない、と思えるのは一眼レフのすごさを知ったからでしょうね。

ここまでは夏頃の話で、まさかこの後、10月からレンズ分解ジャンキーとして覚醒するとは思っていませんでした。やり始めたら気が済むまで終われない性格なので。

新たな疑問「オールドレンズは独特のボケ?」

余談です。

ここからは2024年12月現在で、あれ(10月)からまだ2ヶ月しか経ってませんが、そのたった2ヶ月の間にレンズ60本~(今も増えているので)を分解クリーニングしたり、D40,60,70,3000,5000など計15台の本体を修理したりでよりニコンの一眼レフとレンズに関しての知識を得たのですが……。

どうしても気になるのはネット上で「オールドレンズ独特のボケがいい」みたいな表現をしている人が多いことです。

私に言わせると「年代の新しいレンズはノイズがひどい」と感じており、原因はおそらくカメラ側が解像度を上げて見せるためにフォトショップでいうシャープネスをかけている、勝手に加工しているからと邪推しています。

こちらの現在の主砲は非Ai時代の200mm/f4か80-200mmのいずれかで、なぜこの2本がメインかは一番写りが良いレンズと思っているからです。俺の目がおかしいの?

視力は0.1未満なので自信ないですが、色に関しては女子並に見分けられるフルカラーアイ、そしてドット単位でデザインの良し悪しがわかるデジタル世代おっさんです。輪郭がはっきり写ることをボケているというならそうでしょうけど、レンズ枚数が少なく群構成の単純なモノこそ写りが良くないです?聞かれても困りますか。

一番気に入っている200mm単焦点の構造をニコン公式より。

出典 ニッコール千夜一夜物語 – 第八十七夜 | Enjoyニコン | ニコンイメージング

2000年代のガラス十数枚入りな短くて軽い望遠とは違い枚数たったの5枚。これが美しいとか数学的などとラリる気はさらさらないし、たったの5枚なのにとも言うつもりありませんが、なぜかわかりませんがすごいきれいな写りっていうのはこの200mmのためにある言葉と感じています。

ちなみに80-200mmを持っているのは200単焦点1本だと素人には難しすぎるためで、もっと慣れたら200mmに合う画角の場所を選べるようになるのだと思います。

絞り羽の枚数が少なくて角度があるので光芒がきつすぎるのが個人的に気に入りませんが、少なくとも夜景ばっか撮ってる私にはオールドレンズ(1970年台製造)が一番写りがいいと思っているんですけど……。

オールドレンズは強い大きめの光に絞り羽の形のトゲ(光芒)が出る。*AF-Sシリーズくらい新しいレンズはトゲが出ないよう絞っても丸くなるよう設計されています。

オールドな方の200mm単焦点ほんまいいのでニコンのFマウント付くなら試してみてほしい。運が良ければヤフオクで新品みたいなレンズが1円+送料850円とかで落札できたりします。ただし1円レンズは中身えらいことになってるか、画像を出してない(隠している)出品は十中八九カビだらけなので1円でもやめておきましょう。

さもないと私みたいに分解沼にはまって床からレンズ何十本も生やすはめになります。楽しいからいいんですけど無意識に1日2~3本落札しているとカードの請求額にビビくリ倒れます。あと、分解工具や溶剤揃えてったらいい中古レンズ2~3本買える額にもなります。

また、私の場合は分解とほぼ同時に三脚と雲台の沼にもはまってしまい、ヤフオクとメルカリで視界に入った安いと感じた機材は片っ端から落札するという事態にまで発展しましたが、その話は長くなるのでまた今度にしましょう。

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